足場が外れるとき

足場が外れるとき

建物を建てるには足場が必要です。
昨日は4階建ての大きな大学校舎の現場で、南と北の一部と、西の外壁検査のために足場を
上り下りしました。足場の階段は狭く急です。
今は、安全確保がかなり進んでいるので危険性は少ないですが、上り下りには結構体力が必要です。
雪を山陰や四国の山間部で降らした風は冷たかったですが、しっかり外壁の検査をしました。
月曜から足場の解体に入ります。
初夏の頃に着工した建物の外部を覆っていた足場とシートが外され、建物が顕れます。
足場が外れるこの時を、いつもドキドキして迎えます。
陶芸家の釜出しの瞬間に近いかもしれません。
いつも新鮮です。

イメージを描き、模型、パースで確認していても、実体とは少し違います。
関係者や社会に愛される建物として顕れることを祈る気持ちがたかまります。

明日の月曜日は朝から遠方の高校校舎の現場に行かなければなりませんが、
夕方頃には足場を外しが進んだ大学に寄って顕れた校舎を確認しようと思います。