かぶり厚さ

かぶり厚さ

鉄筋コンクリート造の新築建物と耐震補強建物の配筋検査をしました。
残暑が厳しい中、鉄筋工の方、型枠工事の大工さんが頑張っておられます。
熱中症に成らない対策がされていますが、ここ数年の夏の気温の高さは少し異常のように感じます。
さて、
配筋検査は鉄筋が組まれた段階で鉄筋の本数、太さ、仕様、鉄筋間隔、端部処理などを検査し、
型枠が組み上がった段階で、型枠と鉄筋との納まり具合をみます。重要なのは「かぶり」というコンクリート表面と
鉄筋の最外側との距離が適切か?です。例えば土に接する基礎は70mmが基準です。鉄筋が錆びて腐食しないようにコンクリートで十分に被服する必要があるのです。
検査して、この「かぶり」が不適切な箇所がかなりの数でます。丁寧に工事はされているのですが、「かぶり」の確保は結構難しいものなのです。見付次第にその場で修整をお願いします。

汗だくの鉄筋検査が終わって、帰社する車に乗ると外気温が31度でした。17時でした。アスファルト舗装された広い駐車場だから舗装面温度が高くなっているからで、測候所での測定はもっと低い気温なんでしょうが、このような駐車場の気温も現実です。夕立で一雨欲しいところですが、現場には雨は不要です。