F2 「いき」の建築のWEB文献1
F2 「いき」の建築のWEB文献1
「いき」の建築、「いき」の美学に関する言説について、
調べてみると興趣が尽きないので紹介します。その第一弾です。
今後、発見しだいに、継続します。
1.「いき」の構造(講談社 学術文庫)
九鬼周造著
「いき」の美学の原典です。
2.松岡正剛の「千夜千冊」の中の『「いき」の構造』
http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0689.html
機知に富む解釈です。
3.「いき」の時空を構造化する
http://cds190.exblog.jp/253790/
吉田五十八の近代数奇屋とライトの住宅とに通底する「いき」の美学を考えたい。
4.日常生活の美学/山本有二
−モダニズムと「いき」−
http://cosmoshouse.com/works/papers/aes-every-j.htm
写真のフランクロイドライト設計の「ロビー邸」を有二氏は『「いき」の近代/西洋における表出を、ライトの傑作の一つであるシカゴ郊外のフレデリック・C・ロビー邸(1908-1910)に見出すのはそれほど不適当とは言えまい。実際、九鬼による「いき」のモデルと驚くほど多くの要素が一致している。「いき」がライトに及ぼした美術史的影響を論じるのは本論の意図ではない。だがロビー邸は下記の如く西洋の文化事物への「いき」の適用の好例となりうるのである。』と述べているのも興味深い。
※ロビー邸の写真
Photographed by Hideaki Yokozawa
http://www5.ocn.ne.jp/~space/CRobieHouse.html