セシウムによる心停止による突然死

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■                              
【生きる建築のポイント1.大震災に強い建築にする。】
南海地震対策の第一歩 http://d.hatena.ne.jp/nonosef/20120215
大震災から身を守るために耐震診断・耐震補強 http://www.nonose.jp/about/item.cgi?Id=4
建築材料の放射能検査で被爆から子供たちを守る・・・ http://d.hatena.ne.jp/nonosef/20120305
地震予測情報の購入について http://d.hatena.ne.jp/nonosef/20120127

【生きる建築をつくるポイント2.永続的に魅力のある「いき」の建築にする。】
記憶された家 http://d.hatena.ne.jp/nonosef/20120228
「別宅」づくりのお奨め http://d.hatena.ne.jp/nonosef/20120309
行方不明の時間 http://d.hatena.ne.jp/nonosef/20120310
【生きる建築をつくるポイント3.永続的に機能が保たれる建築にする。】
生きる建築のために、家の補修をDIYで http://d.hatena.ne.jp/nonosef/20120129                   

〈生きる建築をつくります。株式会社野々瀬建築都市設計事務所http://www.nonose.jp/

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■                                                              
セシウムによる心停止による突然死
本日、下記二つの情報を得ました。
福島原発災害による被害が進んでいるようです。
福島だけではなく、東北、北関東、東京も危険なところがあるようです。
西日本、徳島はどうでしょう。食物や瓦礫処理を通じて放射線汚染に晒される可能性を否定できないように思われます。
この怖ろしい事態にどのように対処していけばいいのでしょうか。
まずは、一人一人が正確な情報を得て、放射能汚染被害から自ら身を守ることからはじめるしかないとおもいます。
情報には楽観的なものと深刻な絶望的なものと両方あるとおもいます。楽観も絶望も事態の物理的作用からみると同じです。ですから、楽観も絶望もせずに、淡々と可能な限り放射能から身を離しつづけることが生きることに繋がると思います。

茨城のり子さんの詩集、「椅りかからず」の中の「ある一行」からの一節をご紹介します。
<絶望の虚妄なること まさに希望に相同じい>
絶望といい希望といってもたかが知れている
うつろなることでは二つともに同じ
そんなものに足をとられず
淡々と生きて行け!

※【二つの情報】
1.福島の警戒区域入った女性が死亡
 20日午前11時ごろ、東京電力福島第1原発事故の警戒区域に指定されている福島県浪江町で、重機を区域外に持ち出すために許可を受けて入域していた50代の女性が倒れたと119番があった。女性は救急車で同県南相馬市の病院に搬送されたが、午後1時に死亡が確認された。

 政府の原子力災害現地対策本部によると、原発作業員を除けば、警戒区域に立ち入った人が死亡するのは初めて。

 同本部によると、女性は同僚数人と事業者向けの立ち入り許可を受けて入域。急に「気分が悪い」と訴えてトイレに入り意識を失ったという。(共同)


2.…いま始めないでどうする…
バンダジェフスキー博士 院内講演会 :: 2012/03/19(Mon)

ユーリ・バンダジェフスキー(1957年1月9日−): 医師・病理解剖学者。ゴメリ医科大学初代学長。
チェルノブイリ原発事故の影響を調べるために、被曝した人体や動物の病理解剖を行い、体内臓器のセシウム137などの放射性同位元素を測定する研究を行った。 1999年、ベラルーシ政府当局により、ゴメリ医科大学の受験者の家族から賄賂を受け取った容疑で逮捕・拘留されたが政治的意図による冤罪だとして、海外の多くの人権保護団体がベラルーシ政府に抗議した。バンダジェフスキーの投獄に対する国際世論の高まりに押される形で、刑期途中の2005年8月5日に釈放されたが、5か月間はベラルーシから退去することを禁じられた。現在、ベラルーシを国外追放となり、ウクライナキエフ州のイヴァンキブ(Ivankiv)中央病院に勤務している。

みなさま

この事故を小さな事故と思ってはいけない。世界にとっても大変だが日本は特に大変だ。

かつてゴメリの医科大(彼は元学長)に日本人の研究者たちが来たことあり、セシウムが心臓にとって危険であるということに深い理解を示していた。でもその経験が活かされていないのが理解できない。

何も見えず情報もない状態では何もできないと思う。ウクライナベラルーシ・ロシアの各地域で「黙っている」政策が事態を悪化させ悲惨な状況になっている。日本は我々の経験をもう一度繰り返そうとしているように見える。

放射性物質の汚染源を早く廃棄しなければならない。日本全国にばら撒く必要はない。

「黙っている」という政策はかつてのソ連邦共産政権ならまだしも、21世紀文明社会の日本でこういうことが起きるのが理解できない。

新しい食品の基準値をどう評価するか→食品に放射性物質が含まれていることじたいが、非常に危険である。ベクレル数を下げるのは肯定的な動きではあるが、4月からの新しい基準はベラルーシでもここ13年ぐらい使われている基準であり、この基準のおかげで住民が放射性物質取り続けてしまっている。食品を食すると放射性物質を体にとりこんでしまい、様々なシステムに影響を与える。それは外部被ばくより数段深刻で、非常に危険だ。

必要なのはクリーンな食品とクリーンな土地である。どんな放射性物質であれ、それをとりこむと言うことは本当に体にとって危険だ。牛乳は100Bqならいいということになっているが、99BqはOKで101Bqはだめなのか?何が基準なのか?つまり基準というのはあくまで運用的なもので、放射性物質の含まれた食品は実際すべて危険なもの。人々は放射性物質のない食品を受け取る必要がある。

高い濃度で汚染されている地域は福島だけでないと聞いている。東京でもあちこちでセシウムが観測されていると聞いている。人々は汚染されている地域からきれいな土地に引っ越すべきだと思う。

人々の健康を守るという対策においては国が役割を果たすべきだ。今起こっていることに対してしっかりと責任を果たし人々の健康を守るべき。それが政治の責任である。

長い間汚染地域に住む人達が新たな放射性核種を摂りこむとなるとさらに危険である。 最も危険なのは食品を通して体の中の臓器にとりこまれることだ。

子どもは10-30Bq/kgで60%に心電図異常が起きる。Bq数が上がると心臓の動悸の悪い子どもが増える。ベラルーシにはそういう子どもがたくさんいる。だから死んでいるのだ。70-100Bq/kgで、突然死のリスクグループに入る。

福島などで若い高校生が突然死している事例がある。知人の知人も突然死した。亡くなった方の臓器のセシウムを測定することには意味があるとお考えか?
→解剖すればセシウムは出てくるとは思うが、亡くなってしまった方はどうすることもできないのが残念だ。生きている方々を検査することが重要。かならず体内のセシウム濃度を調べる必要がある。そうすればリスクグループ(突然死に繋がるグループ)を把握できる。

環境中にセシウムが高い濃度で存在すると突然死の可能性がある。セシウムは特に心臓に対して激しく攻撃を加える。心筋細胞に蓄積し、代謝機能が失われ、エネルギー産出ができなくなる。心拍が乱れる。心停止する。突然死する場合の濃度に決められたものはない。僅か20-30Bq/kgでも心拍異常が出てきている。それが突然死の原因になりうる。子どもも大人も全員の線量調査を。

残念ながら皆様のところには情報が少ない。情報をこのまま隠しつければ日本人という国民はわずかになる。
http://chiko123.blog.fc2.com/blog-entry-446.html